category: 株
DATE : 2006/10/20 (Fri)
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債券
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1 概要
2 債券の性格
2.1 債券価格と利回り
2.2 債券の償還期間
2.3 債券の取引
3 債券の種類
4 関連項目
概要
債券(さいけん)は、国、地方公共団体、政府関係機関、特殊金融機関、事業会社など(発行体という)が資金を調達する際、債権・債務の内容を券面上に実体化させて発行する有価証券のこと。
発行体から見た場合には債務(借金=負債)に、購入者から見た場合には債権(資金の貸し出し)に当たる。
有価証券であるため他人への譲渡が可能で、期限前に現金化することができる。また、期限まで保有すれば券面の金額を受け取る(償還=返済される)ことができる。
債券の性格
債券は株式と異なり、配当はない。その代わり利息がつく。
また、発行条件により異なるが、発行体解散時の償還は株式より優先される。
債券価格と利回り
例えば、一年後に1万円が償還される債券があるとする。この債券を現時点で9千円で購入すると利息が1千円になるので、利率は1/9で11.1%となる(税金・手数料はこのさい捨象する)。 逆に、市場の利率が10%であるとすれば、先ほどの債券の現時点での価格は9091円(1円単位に四捨五入)となる。 市場の利率が20%になれば価格は8333円となる。利率と債券価格は反対に動くのである。
また、十年後に1万円が償還される利率10%の債券は、現在の価格が3855円となる。
これは、債券の種類に関わらず一般的な性格である。また、利率を元に計算される現在の価格を割引現在価値という。債券価格の求め方は以下の通りである。
債券現在価格=償還額/償還までの合計利回り
償還までの合計利回り=(1+期間利率/100)^期間
債券の償還期間
債券は、一般には償還期間がより長い債券のほうが利率が高い。
※しかし、まれに長期債券の利回りが短期債券の利回りを下回ることがある(詳細は長短金利の逆転)。
一般的な場合、償還期間を横軸に、利回りを縦軸にとると、右肩上がりのラインを描く(詳細はイールドカーブ)。
これは、将来的に利率が上がるリスクがあるからである。
債券の取引
債券は、発行体、償還期間、残存償還期間、償還順位の優劣などの組み合わせで商品の数が、株式の商品数に比較してかなり多い。そのために、市場取引が向かず基本的に相対取引である。
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債券の種類
発行体による分類
どこから債券を発行するかによる分類
* 国債
* 地方債
* 特別債
* 金融債
* 社債
償還の優先順位による分類
発行体の破綻時に償還を受け取る優先順による分類
* 優先債
* メザニン債
* 劣後債
債券の形態による分類
利子、額面発行するのか、株式との関係などによる分類
* 利付債
* 割引債
* 転換社債型新株予約権付社債(転換社債)
* 新株予約権付社債(ワラント債)
* 他社株転換社債(EB債)
* 仕組債
* コンソル債
* インフレ連動債
担保による分類
担保の有無や保証などによる分類
* 政府保証債
* 一般担保債
* 物上担保債
* 無担保債
通貨による分類
払込・償還・利払いの時受け渡しを行う通貨による分類
* 円建債
* 外国通貨建債
* 二重通貨建債
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1 概要
2 債券の性格
2.1 債券価格と利回り
2.2 債券の償還期間
2.3 債券の取引
3 債券の種類
4 関連項目
概要
債券(さいけん)は、国、地方公共団体、政府関係機関、特殊金融機関、事業会社など(発行体という)が資金を調達する際、債権・債務の内容を券面上に実体化させて発行する有価証券のこと。
発行体から見た場合には債務(借金=負債)に、購入者から見た場合には債権(資金の貸し出し)に当たる。
有価証券であるため他人への譲渡が可能で、期限前に現金化することができる。また、期限まで保有すれば券面の金額を受け取る(償還=返済される)ことができる。
債券の性格
債券は株式と異なり、配当はない。その代わり利息がつく。
また、発行条件により異なるが、発行体解散時の償還は株式より優先される。
債券価格と利回り
例えば、一年後に1万円が償還される債券があるとする。この債券を現時点で9千円で購入すると利息が1千円になるので、利率は1/9で11.1%となる(税金・手数料はこのさい捨象する)。 逆に、市場の利率が10%であるとすれば、先ほどの債券の現時点での価格は9091円(1円単位に四捨五入)となる。 市場の利率が20%になれば価格は8333円となる。利率と債券価格は反対に動くのである。
また、十年後に1万円が償還される利率10%の債券は、現在の価格が3855円となる。
これは、債券の種類に関わらず一般的な性格である。また、利率を元に計算される現在の価格を割引現在価値という。債券価格の求め方は以下の通りである。
債券現在価格=償還額/償還までの合計利回り
償還までの合計利回り=(1+期間利率/100)^期間
債券の償還期間
債券は、一般には償還期間がより長い債券のほうが利率が高い。
※しかし、まれに長期債券の利回りが短期債券の利回りを下回ることがある(詳細は長短金利の逆転)。
一般的な場合、償還期間を横軸に、利回りを縦軸にとると、右肩上がりのラインを描く(詳細はイールドカーブ)。
これは、将来的に利率が上がるリスクがあるからである。
債券の取引
債券は、発行体、償還期間、残存償還期間、償還順位の優劣などの組み合わせで商品の数が、株式の商品数に比較してかなり多い。そのために、市場取引が向かず基本的に相対取引である。
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債券の種類
発行体による分類
どこから債券を発行するかによる分類
* 国債
* 地方債
* 特別債
* 金融債
* 社債
償還の優先順位による分類
発行体の破綻時に償還を受け取る優先順による分類
* 優先債
* メザニン債
* 劣後債
債券の形態による分類
利子、額面発行するのか、株式との関係などによる分類
* 利付債
* 割引債
* 転換社債型新株予約権付社債(転換社債)
* 新株予約権付社債(ワラント債)
* 他社株転換社債(EB債)
* 仕組債
* コンソル債
* インフレ連動債
担保による分類
担保の有無や保証などによる分類
* 政府保証債
* 一般担保債
* 物上担保債
* 無担保債
通貨による分類
払込・償還・利払いの時受け渡しを行う通貨による分類
* 円建債
* 外国通貨建債
* 二重通貨建債
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